ストレートネック


ストレートネックとは?
頸椎は7個の脊椎から形成されており、前湾している状態が正常です。しかし、その前湾が強く出ている場合があります。
ストレートネックの根本原因は?
ストレートネックの根本的な原因は、「姿勢」と「長時間の同一姿勢」にあります。体のメカニズムとして、背骨には4つの湾曲があります。頸椎、胸椎、腰椎、仙椎の4つの構成で成り立っている脊椎ですが、それぞれ上から前湾、後湾、前湾、後湾となっており、頸椎の前湾が強くなると角度が増し、ストレートネックが引き起こされます。また、頭の質量は平均5~6kgですが、角度が5度異なるだけでも質量自体は変わりません。しかし、頸部や肩部にかかる負荷はその倍、10kg~12kgまで増加します。これが「長時間の同一姿勢」による影響であると、まず考えられるのはデスクワーク業務です。
こんなお悩みはありませんか?
肩こり
頭痛
吐き気
めまい
手、腕までの痺れ
業務の質の低下
・肩こり
→ストレートネックの方はほぼ100%起こるとされています。
・頭痛
→筋肉が硬くなることで血流が悪化し、頭痛を引き起こすことがあります。
・吐き気
→自律神経症状の一つで、筋肉の硬直が神経を圧迫することによって引き起こされることがあります。
・めまい
→吐き気と同様に、自律神経の不調が原因で起こることがあります。
・手、腕までの痺れ
→運動神経が圧迫されることによって、片側的(右側や左側)に痺れが現れることがあります。
・業務の質の低下
→仕事に集中できず、フラストレーションを感じることがあります。
ストレートネックに対する当院の考え
ストレートネックは「習慣病」と考えられています。多くの原因が「生活習慣」に起因しているため、急性的に発生するものではありません。そのため、事前に予防を行うことができれば、症状が現れた場合でも適切な方法で対応すれば、軽減が期待できます。根本的に解決したい場合は、専門医や整骨院に通い、「良い習慣や癖」を身につけることによって問題は解消できるでしょう。しかし、ストレートネックの診断は難しく、当院にご来院いただく患者様の中には、「後に医師にストレートネックだと言われた」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。習慣病や現代病とも言われるストレートネックでは、早期対応が重要です。
ストレートネックはなぜ起こるのか?
ストレートネックの原因は大きく2種類あります。1つは「デスクワーク(以下、DW)業務」です。コロナウイルスの蔓延により、通常の業務から自宅でのDW業務が急増した結果、意識せずに顔が前に出て、頸椎が前湾状態となり、これが現代病として広まりつつあります。もう一つは「スマートフォンの見過ぎ」です。DW業務同様、顔を画面に近づけることが多く、自然と顔が前に出てしまい、ストレートネックを引き起こす原因となっています。自分自身で意識的に顔の位置を修正することが可能ですが、あくまで「意識的」に行わなければならないため、自然と改善する方は少ないのが現実です。
ストレートネックを放っておくとどうなるのか?
ストレートネックを放置しておくと、初期症状として「肩こりや首こり」などの筋肉的な症状が現れますが、そのままでは症状は軽減せず、進行して慢性化することが考えられます。さらに、頭痛やめまいなどの自律神経症状にまで影響が及び、日常生活に支障をきたすことが避けられません。このような状態では、軽減には時間がかかることがあります。また、頸部には多くの神経が通っているため、最初は仕事中のみの症状かもしれませんが、次第に症状が「常態的」になる可能性もあります。特に仕事内容がDW業務を基本としている方は、早期かつ効果が期待できる軽減方法を選択しないと、永続的に悩まされることになるかもしれません。
ストレートネックに効果的な当院の施術メニューは?
・電気施術
→ 初期症状の痛みや炎症を抑えるためには、適切な施術方法です。あくまでストレートネックの症状に対して効果が期待できる施術です。
・鍼灸施術
→ 電気施術と同様に、痛みや炎症を抑えるのに効果が期待できる施術です。
・猫背矯正施術
→ ストレートネックの原因として「筋肉」の側面からアプローチし、痛みや炎症の軽減を目的とした施術です。ストレッチや柔軟性を求める施術方法です。
・矯正施術
→ 骨格矯正施術はストレートネックの根本的な「姿勢・骨格」に着目した施術方法です。また、頸椎だけに着目した頸椎特化施術もあり、どちらも根本的な軽減が期待できる方法です。
その施術を受けるとどう楽になるの?
・電気施術
→ 痛みと炎症を抑え、可動域を拡大させます。ストレートネックの方は「痛みがあるから動かせない/動かしたくない」と感じている方が多いため、必要性が高い施術です。
・鍼灸施術
→ 電気施術と同様ですが、より即効性を求めている方にはこちらの施術がおすすめです。
・猫背矯正施術
→ 「姿勢」に着目しており、痛みの軽減よりも根本的な解決を目指します。そのため、症状によっては上記の施術を行い、経過を見ながら実施することが効果が期待できる方法です。
・矯正施術
→ 猫背矯正施術と同様に「姿勢」に着目した施術方法です。
ストレートネックを軽減するために必要な施術頻度は?
ストレートネックを軽減させるために必要な頻度としては、理想的には痛みが強く、日常生活で支障をきたしている場合は、毎日ご来院いただくことをお勧めしています。あくまで理想的な提案ですが、ストレートネックは「習慣による症状」であるため、早期に軽減させるには、頻度を多くして良い状態を習慣的に保つことが必要です。