肩甲骨はがし
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肩甲骨はがしとは?
肩甲骨はがしとは、その名の通り肩甲骨をはがすようにアプローチする施術になります。
本来、肩甲骨は鎖骨と繋がり、浮いているような骨で、制限なく自由に動きます。
しかし、現代人はデスクワークなどで動かす機会が減ってしまい、筋肉が固まって制限がかかり、動きが悪くなってしまう方が多くいます。
その後筋肉が固まり、動きが悪い状態が続くと、肩や背中の痛み・こりを引き起こし、さらには症状悪化させてしまいます。
そういった症状の改善や予防に対して有効なのが肩甲骨はがしです。
上記の説明通り、肩こりがひどい方や背中の張り、また、猫背や巻き肩が気になる方におすすめの施術です。
お悩みはなくても実際に肩周辺を触れてみると硬くなってしまっている方もいるので、一度見てもらうこともおすすめします。 -
肩甲骨まわりが固くなる原因とリスク
肩甲骨周りが硬くなると起こるリスクとして大きく分けて3つあります。
1つ目は、肩関節の可動域が悪くなります。
噛み砕いていうと肩を180°まっすぐあげるのにはコッドマンリズムという仕組みがあり肩関節の外転120°、肩甲骨上方回旋60°のバランスであげています。肩甲骨が硬いということはその60°をあげにくくなるということなので思うように肩を上げることができず日常生活に支障が出てしまいます。
2つ目は不眠や頭痛を引き起こしやすくなります。肩甲骨周りには交感神経という自律神経が通っており、その神経が筋肉によって刺激されると興奮状態になり不眠や頭痛になりやすくなるそうです。
3つ目はその他周囲の筋肉も固まっていきます。肩甲骨は鎖骨にぶら下がっている骨の為、その周りを筋肉で覆っています。その為頸肩や腰にも筋肉に負担がかかると影響が出てきます。 -
肩甲骨はがしをするメリットとは?
肩甲骨をしっかりと動かす事で肩甲骨の可動域を広げる事が出来ます。肩甲骨の可動域を広げると硬くなった筋肉や肩甲骨に付随する関節がゆるみ、リンパの流れや血流が改善されると言われています。
肩甲骨が関与する首、肩、背中の張り感凝り感の緩和、四十肩五十肩の改善にも繋がっていきます。
猫背や巻肩の方だと肩甲骨に繋がる筋肉も縮こまってしまいます。呼吸が浅くなってしまったり、肩甲骨の間に存在する褐色細胞の働きが悪くなり代謝が悪くなる事もあります。また、身体の外見だけでいうと、身体が前かがみになり、ぽっこりお腹やバストトップが下がる、お尻が垂れるなどと言った身体の垂みにも繋がってきます。
肩甲骨の動きはそれくらい大切のものです。肩甲骨はがしを行うと上記の事が改善出来ます。
自分でできる肩甲骨はがし
自宅や仕事の合間にできる肩周りのストレッチやをするだけでも首の痛み、肩こりを改善することができます。何をしたら痛みが出るのか、どの筋肉痛にが痛いかによってケア方法やポイントが変わってきます。一つ目は座った姿勢で肘を曲げ、両手指先を肩に当てます。その状態でゆっくりと大きく前に5回回します。その後に後ろに5回回します。ここでポイントになるのは、腕を動かすことだけでなく肩甲骨を動かすという意識をするだけで効果が変わってきます。また肩の痛み、可動域制限がある場合は無理をせずに上がるところまでで、ゆっくり回す事もポイントです。二つ目は、立った姿勢で両手を後ろの腰あたりで組み、そのままゆっくり上に挙げていきます。これを5回〜10回繰り返します。意識するポイントは肩甲骨を寄せて、胸をしっかりと張る事です。デスクワークや運転時間の長い方など、肩が内側に入りやすい人におすすめのケア方法になります。
当院の肩甲骨はがしとは?
当院で行なっている肩甲骨はがしは、特殊な器具は使用せず、スタッフの手技で行っていきます。
名前だけ聞くと怖いイメージを浮かべる方がいますが、施術を受けていただくと全く怖いことはなく、シンプルな施術になっています。
肩甲骨の周りの筋肉に対してアプローチするので、筋肉が硬い方は少し痛みを感じるかもしれませんが、一人一人に合った力の加減でプロの施術家が施術を行なっておりますので、安心して施術を受けていただけます。
様々な施術と合わせて行う方が大半ですが、中でも矯正施術と一緒にやっていただくと相乗効果で、より身体の状態が楽になるので、肩甲骨はがしをご希望の際は矯正施術も一緒にやっていただくことをおすすめします。